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オール電化のウソ1
《1》
オール電化がずいぶんと宣伝されている。毎日テレビCMで女優が登場して「いいわ、いいわ」と言われてその気にさせられ、うっかり契約して後で泣くハメになっている家庭が多いのではかなろうか。
オール電化がエコで、便利で、お得で、環境に優しくて…と宣伝していることは、ほとんどウソである。
オール電化はほぼ国策として推進されてきたが、政府と電力会社の最大の狙いは原子力発電の推進にある。
原発は一度操業を始めたら止められないから、24時間フル稼働になる。火力や水力発電のような調整ができない。電力会社は昼間のピーク時にあわせて発電しなければならないから、昼間の分は水力、火力で補い、夜間は水力、火力が不要になり、原発でつくった電力も夜間は余ると説明する。
その余っている電力を安く売りします(深夜電力料金は3分の1)、だからお得だと。
ところがこれが真っ赤なウソ。
夜間電力は供給が上回っているなどと、いつの時代の話やら。すでに夜間電力の需要は原発だけでは追いつかず、石炭や石油でまかなっている。猿が出るような田舎はいざしらず、ちょっとした町中なら深夜でも電気は大量に使われているのは常識だ。
この背景には、京都議定書にうたった地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を削減しなければとの陰謀がある。二酸化炭素の排出を減らすには原子力がいいんだという騙しだ。
日本には二酸化炭素排出量を6%減らす義務があるが、実際は減らすどころか増え続け、ほかの国から排出権を買わねば追いつかない。アメリカや支那は京都議定書を批准せず、素知らぬ顔をいている。日本は議長国だとおだてられ、政治家と官僚が功名心と利権でおいしい汁を吸いたいだけで世界に大見得をきったのだ。バカな約束を決めたものだ。
そういう政府と官僚のメンツのために、「温暖化を防ぐためにオール電化」を各家庭でお願いします、などと言う。むろん電力会社やパナソニックなどの電機メーカーも、そしてマスゴミもしきりにオール電化をそそのかす。
野党もしょせんは官僚の下僕、また巨大メーカーからカネをもらっているから追及しない。
慈善行為が好きな人、お上の言うことならマスゴミの言うことならと鵜呑みにする人が、「温暖化を防ぐためにオール電化」を信じる(騙される)。
たいていの人が、自分では何も勉強しないから、これまでのガスよりオール電化のほうが地球環境に優しいと思い込んでいる。
別にガス会社の肩を持つわけではないが、むしろ電気よりガスのほうがエコなのだ。
例えばガスコンロとIH調理器の二酸化炭素排出量を比較すると、断然ガスコンロのほうが少ない(約3分の1)。オール電化の住宅と普通のガスを使っている住宅と比較しても、圧倒的にオール電化は二酸化炭素排出量が多い。この差は、深夜電力を活用しているという触れ込みのエコキュート(給湯装置)の消費量がバカにならないからだ。
IH調理器もエコキュートも、素人目には目の前で炎があがっていないから、いかにも二酸化炭素を排出していないかに見える(錯覚する)だけで、エネルギーを生む全体で考えれば、こうなるのだ。
家庭で電気とガスの排出ガスを、同じエネルギー量で比較すれば、電気はガスの2.05〜3.74倍も多い。そういう実態を政府も役人も、なんとか公益法人も、マスゴミもおそらく知りながら、黙っている。あのみっともない某党代表が「友愛」などと抜かしているが、オール電化推進が友愛にのっとっているかどか、答えてみろ。
電気は便利ではあるが、その製造過程では決してエコではない。まして愚かなことには、無駄が膨大なのだ。火力も原子力も、発電時には大量の熱が発生するが、これを海水などで冷却しなければならず、膨大な無駄が生じる。発電所の1次エネルギーを100%とすると、電気が送電線を伝って家庭や工場に辿り着いて使用されるときは、37%に激減してしまう。排熱と送電ロスで約60%が空中に消える。
オール電化とは、そういう無駄をもっとやれと奨励していることだ。
そもそも昨年、公共取引委員会は九州電力をやり玉にあげて、オール電化広告の排除命令を出している。
オール電化はガス使用住宅より1年間で最大10万円お得。
オール電化住宅ローン融資を受けると、30年間で約350万円得。
こういう広告は事実ではなく、事実に反して自社が有利になるよう、消費者に誤認させると、公取委は断定している。政府や官僚はさぞ困っただろうが、こういうことをあまりマスゴミは報道しない。直接的には電通が妨害するのだろう。
オール電化住宅はすでに300万軒に達するという。そのほとんどは不当な宣伝に騙された被害者である。実際、押し売りまがいに老人家庭にオール電化を強要されたという被害届けも出されるようになっている。
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